郡上八幡町〜岐阜市〜大阪市

2008年8月12日〜18日

2008年8月12日(火) 羽幌〜札幌〜

 今回の旅行の目的は郡上八幡町で踊られている郡上踊りの徹夜踊りに参加することである。私は若い頃からフォークダンスをやっていて日本民謡の中でも郡上踊りの「春駒」がテンポが良く気に入った1曲であったので、一度は本場で踊りたいと思っていたことを実現するための旅行である。
 郡上踊りは「春駒」を含めて10曲あるので、他人の踊りを見ながら覚えることは大変なことなので、事前に「かわさき」「げんげんばらばら」「春駒」「三百」の4曲はVTRを購入して練習し、残りの6曲はインターネットの「ようこそ郡上八幡へ」を見ながら覚えることができた。
 郡上踊りの必須アイテムは浴衣と下駄である。折角北海道から参加するので、北海道らしい浴衣にしたいと思っていたところ、札幌の呉服店が日本ハムの浴衣を今年発売したのを購入した。浴衣を角帯で締めたことがなかったので、インターネットで締め方を何度も練習して出発までにどうにか間に合わせることができた。家内は下駄は持って行くことにしたが、浴衣は呉服店でレンタルで着付けまでしてくれるので事前に予約をした。
 郡上踊りのついでに、岐阜市の鵜飼い見学と大阪市内見学とUSJに行くことにした。
特急羽幌号
羽幌9:50→13:05札幌

寝台特急「カシオペア」
札幌14:12→9:25上野

宿泊:寝台特急「カシオペア」


 部屋は(写真左)のように個室のツインになっていて家内と私が座っている椅子が寝るときにベットになり、私の左にもう一つのベットがある。
 増毛中学校を退職するときに教職員の方々から退職祝いとしてJR旅行券を頂いたので、札幌から寝台特急「カシオペア」を利用することにした。人気の列車であるので「北斗星」と両方申し込んだところ「北斗星」はとれたが、「カシオペア」はキャンセル待ちとなった。
 数日後「カシオペア」の予約とれた。
 列車は12両編成で、気動車2両(写真上)が電気で走ることができるところまで行くようで、その後ろに電車(写真左)になっている。

夕食は(写真下)は予約制で日本食で美味しい料理であった。
 写真左・・・部屋着でのくつろぎ
 写真右・・・食堂車での朝食の様子


 最後尾の12号車には売店とラウンジ室(写真左端)になっていて、天気がよいときには夜空を楽しむことができるそうであるが、あいにく天気は曇りでした。

2008年8月13日(水) 上野〜名古屋〜岐阜〜美濃太田〜郡上八幡

新幹線(のぞみ67号)
東京10:50→12:34名古屋

名古屋12:45(東海道線)→13:03岐阜
岐阜13:03→13:53美濃太田
美濃太田14:24(長良川鉄道)→15:35郡上八幡

宿泊:ビジネスホテル「郡上八幡インター」
 予定通り寝台特急「カシオペア」は上野に着いたが、朝9時過ぎだというのに30度近い暑さである。暑さになれない私たちの必需品は水である。これから最終日の大阪を離れるまで、ペットボトルを常にもって歩いた。
 名古屋に着いたら時間的な余裕がなくなるので、東京駅でサンドウィッチを買って「のぞみ」の待ち時間に相当に早い昼食をとった。それにしても1時間近く暑い中で過ごすのは大変であった。
 名古屋到着し東海道線を岐阜まで戻り、高山線に乗り換えて美濃太田に向かった。名古屋駅から乗ったときに浴衣姿の2名の女性が私たちのすぐそばに座り、会話の内容から私たち同じく郡上踊りに行くようである。
 美濃太田から私鉄の「長良川鉄道」に乗り換えた。ローカル的な路線なのか遅れてくる乗客を待って5分ほど遅れて出発した。
 美濃太田からは長良川沿いに進み、鮎釣りの様子や川遊びをする人が目立った。
 郡上八幡に予定通り到着した。駅の構内や入り口には郡上踊りの提灯が飾ってあり、古い駅が雰囲気を盛り上げているようであった;
 ホテルへは交通状況が分からないので、タクシーで向かったが、タクシーの横に駐まっていた豆バスも行くことは後で知ることとなった。
 ホテルからは徹夜踊りの期間送迎のバスが運行されていて、「城下町プラザ」間を午前1時まで運行してくれていた。
 7時過ぎに城下町プラザで下車して、夕食にピザを食べて、予約していた呉服屋さんで家内が着付けをしてもらった。(写真右)
 十字路に櫓(写真右上)があって、櫓を中心に4本の道に進んで踊ることになっている。それぞれの道には戻る位置に写真右のような看板が立っている。
 参加者が2万人というだけあってものすごい混みようである。この日は「かわさき」「春駒」「三百」「やっちく」「げんげんばらばら」が踊られていた。1曲が20〜30分ほど踊り続けるのである。私たちは「かわさき」「三百」「やっちく」を踊ったが、「春駒」は始まると雨脚が強くなり(写真更に右)、「げんげんばらばら」が終わる頃になると雨が止む不思議な天気であった。
 郡上踊りの会場から、郡上八幡乗城がライトアップされていて、昔は殿様もお城から踊りの様子を見ていたのでしょうね。
 浴衣は汗と雨でぐしょ濡れになったので、11時に会場を後にした。

8月14日(木) 郡上八幡市街地見学、郡上踊り

 翌日は天気予報は良くなかったが、市内見学をすることにした。郡上八幡城まではタクシーで行くことにした。
 この城は450年ほど前にできたものである。
 写真左は郡上八幡の市街地で、中央部あたりが踊りの会場である。
 更に左の写真は山内一豊とその妻の銅像であるが、一豊の妻が初代八幡城主遠藤盛数(もりかず)の娘であるということである。
 
 上の写真は今回お世話になったビジネスホテル「郡上八幡インター」であるが、宿泊代も安く、朝食が350円ほどで提供されている。
 また、無料で貸し出ししてくれる下駄もある。
 右の写真は櫓が置かれる十字路の昼間の様子であるが、踊り会場である雰囲気はほとんどない。
 また、この辺は古い町並みをしていて、夜とは違った雰囲気を持っている。
 昼食は行列ができるそば屋さんで「そばの平甚」で「もちもちざるそば」を食べたが、北海道の幌加内のそば粉で使っているとのことである。
 日中に買った「朴寿司」をたべ、早めに家内の着付けを済また(写真下)。会場近くの河原には写真左下の様な行灯が点っていた。7時半頃に会場に着いたところ、櫓には人の姿はなかったが、曲が流れていたので、少し早かったが、櫓を囲んで数十人の踊りの輪に加わった。
 8時近くになると、演奏者が櫓に揃い、本格的な踊りが始まりと参加者が膨れあがり4方向それぞれすごい混みようである。手を前や横に振るのも大変である。雨に当たることもなく、12時まで「かわさき」「でんでんばらばら」「春駒」「やっちく」「三百」「古調かわさき」の6曲を踊ることができた。その他の曲は早朝に踊るようである。
 2日間の徹夜踊り参加であるが、自分たちにとって有意義な踊り体験であった。私は家内が留守の時に全10曲必死になって覚えたので、踊りながら優越感にしたる事もできたのである。
 日本ハムファイターズの浴衣は充分注目の的になっていたし、大満足である。それにしても下駄の歯の減り方はすごく一日で半分近く減ってしまった。

次へ(2008年8月15日〜18日)

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