このページは1995年(平成7年)以前に閉校になった学校を訪問し、その時の様子を紹介します。
 他のHPでも紹介されていますので、掲載されていない学校を主に紹介いたします。
 尚、1995年以降に閉校になった学校は「留萌管内の学校紹介」をご覧下さい。 

歩古丹小学校 2005年(平成17年)4月訪問

明治25年11月1日開校、昭和46年3月31日閉校

 私が教員になってまもなく閉校した学校ですが、一度も行ったことが無く増毛町に赴任したことをきっかけに行くことにしました。
 国道の橋(岬映橋)から屋根を見ることができます。
 町教委の職員の方から降りることが着る場所を教えていただきました。
 暖かくなると蛇(まむし)がでるということで、この時期にしました。
 トンネル側の駐車場に車を置き、「夕観橋」のたもとから降りることにしました。事前に町教委の方と下見をしたので、登山モードの装備で臨みました。降りるときは木の枝や登山用杖を頼りにして10分ほどで学校に到着しました。
 残っている建物は学校だけで、その周辺に4件ほどの住居跡がありました。狭いところに良く建てたものと感心しましたが、陸路のない当時は船での運搬で相当困難を伴ったことと想像できます。

国道の岬映橋からみる歩古丹小学校  海に面した表面玄関(学校の周りはイタドリに囲まれている)屋根の上に見える青いのは岬映橋  学校の西側(こちらから近づきました)
この手前に住宅跡が3件ほど
 学校の東側(この近くに教員住宅らしき物あり)  教室の入り口(床がすごく痛んでいる)  演台があるので講堂のようであるが、壁はカビが生え、床はうねっていて地面が見えるところもある

 陸路のない、給食物資運搬のため、校長は毎週1回、かんじきをはき、3時間半かけて山道を越え、増毛の街に出かけたと聞く。(昭和60年 留萌管内小中学校長会10周年記念誌より)

左の写真は昭和49年当時
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