エゾエンゴサク(蝦夷延胡索

【特徴】
 日当たりの良い林の中などに良く咲いている。苫前町の花で「トママエ」は「エゾエンゴサク」が由来となっているが、林などが少なくなったせいか、大きな群落を見ることはほとんど無い。
 大きな群落を見るのに最適なところは増毛町の果樹園である。果樹園の果物の木が咲く頃、その下に見事なエゾエンゴサクの大群落を見ることができる。
 花の色は紫であるが、赤紫や白い花もある。花には蜜があり、吸うと甘い味がする。
 食用になるが、ゆでて「おひたし」「酢の物」「汁の実」「ゴマ味噌あえ」「酢味噌あえ」などの食べ方があるが、私は「天ぷら」と「おひたし」にして食べることが多い。 
【名前の由来】
 地下にある塊茎を乾燥し、鎮痛剤として使われていたことから、漢方薬の「延胡索」で、この中国名がそのまま使われている。
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