セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)

【特徴】
 5月〜9月にかけて年中咲いているが、春先に目立つ。ヨーロッパ原産の帰化植物であるが、受粉しなくても増えるため、日本タンポポを見つけることは大変難しくなっている。日本タンポポとセイヨウタンポポの違いは苞の外片が下方に反り返っているのがセイヨウタンポポである。 
【食べ方】
 食用にもなり、「サラダ」「天ぷら」「汁の実」「おひたし」「ゴマあえ」「白あえ」「油炒め」「花の三杯酢」「根のキンピラ」などの食べ方がある。
 子供の頃天ぷらやおひたしでよく食べさせられた。ちなみにエゾタンポポの茎は美味しいが、セイヨウタンポポの茎は白い汁が出て苦いのである。
【薬用効果】
 煎じて飲むと強精強壮に良いとされている。
【名前の由来】
 セイヨウは外国産のことで、タンポポにはたくさんの説があるが有力なのは、花を鼓に見立て「タン・ポンポン」の音を真似たと思われる。
 
字の「蒲公英」はタンポポと読めないが、これは中国名をそのまま用いたためである。
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