黒岳 〜 北鎮岳

2006年8月6日

1984m 2244m
  7合目   黒岳頂上   黒岳石室   展望台   北鎮分岐   北鎮岳 合計時間
登り 8:50   10:15   10:30   11:30   12:00   12:15  
1時間25分 15分 1時間 30分 15分 3時間25分
下り 14:40   13:50   13:30   12:55   12:35   12:25  
  50分   20分   35分   20分   10分   2時間15分
 今まで大雪山系の山に登ったことがなく、あこがれの存在でもありました。
 朝5時に家を出て3時間ほどで層雲峡のロープウエイの駅に着きました。駐車場は半分以上が埋まっていましたが、誘導員が車の駐車スペースに案内してくれます。駅の中は団体客(中国人の方も結構多い)の中に登山者がまばらな状態でした。
 7分ほどで黒岳ロープウエイ駅に到着、そこから5分ほど歩いてリフト乗り場へに着きますが、リフトの7合目の降り場まで15分ほどかかりますが歩くよりも早いので助かります。天気も良く楽しい登山になりそうです。
5合目のロープウエイ黒岳駅 リフト乗り場 リフトを降りた所(7合目)からニセイカウシュッペ山を臨む 登山事務所で登山届けをして登山開始
 7合目からの登山道は急な坂が続き、大きな岩が露出しているが整備が良くされている。
 登山道の両側には、チシマキンバイソウ、ミヤマキンポウゲ、ハイオトギリ、ダイセツトリカブトなどの高山植物が咲いている。9合目付近のマネキ岩付近が森林限界となっている。
 振り返るとニセイカウシュッペ山などの山並みやロープウエイ駅やリフトを眺めることができる。
9合目付近のマネキ岩 黒岳頂上にて後方右はこれから登る北鎮岳
黒岳石室と北鎮岳(左)、凌雲岳(左) ナキウサギ 黒岳石室と桂月岳 お鉢平展望台(ここから有毒ガスが出ているそう)
 黒岳頂上から北鎮岳にかけてガレ地になっていて、コマクサ、サマニヨモギ、メアカンキンバイなどの高山植物が咲き乱れている。エゾノツガザクラやアオノツガザクラとは40年ぶりの出会いで大感激である。黒岳から黒岳石室に向かっているときに、前を行く人に遮られ、その先になんと「ナキウサギ」を発見。初めてのご対面。大感激である。
 お鉢平展望台では北大のクマ研究会のメンバーが登山者に「クマについてのアンケート」をやっていて、私も協力し以前、問寒別に住んでいたことを話したところ共通話題が見つかり親近感を覚えた。

北鎮岳分岐(もうすぐ頂上) 北鎮岳頂上にて 北鎮岳頂上から黒岳方面を臨む
 展望台から北鎮岳分岐までは登山道の両側が未だに雪渓が残っていて、雪解け水が小気味の良い音を聞かせてくれる。
 分岐から頂上を見ることができ、、低い花丈の高山植物を楽しみながら登るとまもなく山頂である。
 この頃から朝日岳方面から雲が流れてきて分岐から頂上まで雲に覆われてしまうことがたびたびであった。
 ここからまっすぐ下山したが、家内と待ち合わせをした時間に間に合いそうになくなり、楽しみにしていた温泉入浴はやめることにした。(結果的に1時間30分ほど遅刻)
 今回初めて黒岳に登ったが、すばらしい山で人気が高いのも十分わかった登山であった。それにしても気軽な登山意識なのかサンダルを履いて登山する者がいて、驚きである。

入浴・食事:なし

大雪の植物へ

 

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