三国山    1541.4m        2008年7月6日

  駐車場   水場   尾根   分水嶺   三国山  
登り 10:35   11:00   11:35   11:45   12:00 1時間25分
    25分   35分   10分   15分    
下り 13:15   12:50   12:30   12:20   12:10 1時間5分
    25分   20分   10分   10分    
 家内が旭川でフォークダンスパーティーに参加している間に登ってみることにした。旭川からここまで90kmもあり、1時間30分程かかる距離である。下山後に層雲峡の「黒岳の湯」に入ることを考えると急ぎの登山になってしまう。
 三国トンネルの駐車場(写真右)に着くと、5台ほど車が駐まっていた。ここに車を置き、トンネルの入り口の入り口まで歩き、左側の沢沿い(写真右の右)に道がついていて、まもなく川に出て、川に沿って登っていくと「アイヌワサビ」や「エゾノレイジンソウ」が咲いていて登山者を歓迎しているように思える。
 川沿いに登っていくと左側に湧水があり(写真左下)帰りに飲んだところ冷たくてとても美味しかった。ここから沢を登っていくが、水量が極端に少なくなりまもなく川の跡を登っていくことになるが、ここから尾根に出るまで急な斜面が続く。 急斜面を登り始めてまもなくしてカメラを出して「ウコンウツギ」や「オオバミゾホウズキ」などの花を撮っている時に1組の夫婦が下山してきた。
上には7人と4人のグループがいるとのことで、写真を撮りながら登っているときに1人の若者が抜いて行ったので、今日の登山者は15人である。
 急な坂を登って行き、尾根が近づくとダケカンバ林からハイマツへと変わってくる。稜線近くの大きな岩に「ミヤマオダマキ」「ホソバイワベンケイ」が花を咲かせている。尾根に出ると南側の展望が急に開けるが(写真右)、ガスがかかって展望が良くない。
更に稜線に沿って登っていくと7人のグループとすれ違った。そしてまもなく「北海道大分水点」の標識が立っていて、裏には、「太平洋、日本海、オホーツク海へ流出する十勝川、石狩川、常呂川の本支流の源流域で北海道大分水点である」と記されている。(写真下)
 ここから目指す三角形をした三国山(写真右上)を臨むことができる。ハイマツと笹の中を下ると「チシマヒョウタンボク」が花を咲かせているのを初めて見つけた。下りから登りに変わるとまもなく、頂上である。頂上には4人のグループが昼食を撮っていた。その中の1人に写真を撮ってもらった。(写真下)頂上にはエゾシャクナゲが一輪と、ハイマツが花を咲かせていた。
 旭川に4時までに戻らなければならないので、おにぎりを1個食べ、4人と1人の若者より先に下山を始めた。いつもは登るときに写真を撮るのだが、今回は途中から撮ったので下山しながらの写真撮影となった。若者と前になったり後ろになったりしながら湧水帯で7人のグループに追いついた。私と若者は同じ時刻に登り始め同じ時刻に下りたことになり、体力に自信を深めることができた。

入浴:黒岳の湯 食事:食堂「山の食房」 

三国山の植物(下から順に)

植物名をクリックすると詳しい説明を見ることができます。

アイヌワサビ エゾノレイジンソウ カラマツソウ マイヅルソウ
ズダヤクシュ ミヤマアカバナ オオバミズホオズキ キバナノコマノツメ
エゾヒメクワガタ エゾクロクモソウ コガネイチゴ ウコンウツギ
ミヤマオダマキ ホソバイワベンケイ ツマトリソウ ゴゼンタチバナ
オオバスノキ カラフトツツジ チシマヒョウタンボク マルバシモツケ
エゾシャクナゲ ハイマツ

inserted by FC2 system