礼文岳  490.0m  2007年6月4日

  登山口   1km地点   2km地点(中間)   3km地点   頂上 所要時間
登り 13:15   13:40   14:00   14:20   14:40  
    25分   20分   20分   20分   1時間25分
下り 16:15   15:55   15:40   15:20   15:00  
    20分   15分   20分   20分   1時間15分
 所要時間については花や景色を撮影するのであまり参考になりません。
 以前から見てみたいと思っていた「レブンアツモリソウ」を退職を機に礼文島を訪問することにした。朝7時30分に羽幌を出発し、10時に稚内に到着した。妻は稚内のフォークダンスサークルの例会に参加し、午後の便で来ることになっているので私は10時50分発で礼文島に向かった。天気は予報通りよく海も凪で乗客は10人ほどで快適な船旅となった。
 礼文島が近づくにつれて利尻富士の雄々しい姿が目に飛び込んできた。
 予定通り、12時45分に香深フェリーターミナルに到着、そこからタクシーに乗って礼文岳登山口に向かった。15分ほどで登山口の内路についたが、ハイヤー代の3k円は高いように思った。
 登山口に駐車場があって、10台ほど駐めることができる広さがあったが、駐車している車はなかった。
 駐車場からは階段のある比較的急な斜面を登っていく。道の両側にキジムシロ、ハマハタザオ、ヒトリシズカ、アイヌタチツボスミレ、シャク、ハクサンチドリ、ミヤマオダマキ、マイヅルソウが咲いていた。特にキジムシロが金色に輝いているようでこんなに美しいものとは今まで気がつかなかった。
 大地の上に出ると笹藪が広がっていて、遠くに礼文岳を望むことができる。
 まもなくダケカンバ林になり登山道には花をみることはなくなる。
 登山道には約1kmごとに標識(写真右)があって、草刈りをしたばかりか登山道は良く整備されている。
 登山道の半分くらいまでの道のりに左の写真のような内路小学校の子供たちが登山者のマナーを啓蒙するための看板が立てられていて、登山の疲れを忘れてしまいそうである。  5合目付近の看板で写真は登山道の登りを写しているが、左側が旧登山道のようで立ち入り禁止になっている。
 この辺はネマガリダケが多くあり、タケノコを採っている様子を見ることができた。
 この近くでコミヤマカタバミが可憐な花を咲かせていた。
 標高300m付近から礼文岳が再び見えてくる。(写真すぐ右)
 小ピークを過ぎる頃から左側に利尻山が大きく見え、登山の疲れを吹き飛ばしてくれる。(写真中)
 残り1kmになるとハイマツ帯になりまもなく頂上である。
 なだらかだといいながら結構急な最後を登り切るといよいよ頂上である。途中コケモモのつぼみとガンコウランを見つけたが、この山は花を楽しみにすることはできないようである。
 頂上からは360度の大パノラマとなり、島全体や利尻の様子もよく見えているが、稚内方面は霞に隠れて見えない。
 頂上に登るまでに5合目付近で1人とすれ違い、小ピークの所で10人ほどの団体を追い越しただけで休日でないので、登山者は少なかったようである。
 追い越した登山者の方と写真を撮りあって私はまもなく下山した。
 登山口に4時53分のバスでフェリーターミナルに戻り、妻と合流し今日の宿泊先「民宿山光」に向かった。
 

宿泊先:民宿「山光」・・・新しい建物で料理も大変美味しく、親切にしていただきました。また、民宿裏の高山植物を中心とする庭は一見の価値があります。

今日も好天気に恵まれ、朝7時45分発のバスでレブンアツモリソウの群生地に向かった。
 バスは高校生の通学時間帯とぶつかったが、落ち着きのある態度に好感を持った。
 浜中で下車したのは私たちだけだった。歩くこと10分ほどで到着したが、観光バス1台と乗用車数台が駐車場に駐まっていた。観光客の後を登り、念願のレブンアツモリソウと対面した。多少霜に痛んでいたが、満開の花と対面することができた。
 レブンアツモリソウを見るのにコースを三回も回ってしまった。1本に2個咲く双子咲きを発見できたのは大変ラッキーであった。
 バスでフェリーターミナルに戻り、民宿のご主人に知床まで送ってもらい、桃岩展望台コースを回ることにした。
 海岸線はお花畑になっていて、レブンコザクラやエゾノハクサンイチゲなどが満開であった。(詳しくは礼文島の花を参照)
 4時20分のフェリーに乗り、我が家に戻ったのは9時近かったのですが、満足できた礼文島でした。

礼文島の花礼文島で出会った植物を掲載しています。

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